4月の日本人メジャー選手の活躍は? ジーターも絶賛した田中将大の投球が光り輝く
松坂大輔はクローザーへの配置転換も?
【メッツ・松坂大輔】
開幕はまさかのマイナースタート。ただ、オープン戦での好投も認められる形で、16日にメジャー昇格を果たした。与えられた役割は自身初のブルペンだったが、首脳陣の期待に応え続けている。6試合で防御率1・17と安定感が光る。
球威のある直球だけでなく、多彩な変化球を誇るだけに、ブルペンにはいないタイプのピッチャーだ。24日のカージナルス戦では、メジャー初となるセーブも記録。15球のうち9球がストライクで、三者凡退に仕留める快投だった。捕手のアンソニー・レッカーは「秘密兵器になる」と話し、テリー・コリンズ監督は今後のクローザーへの配置転換も示唆。新たな形でメジャーを驚かせている。
【ブルージェイズ・川崎宗則】
開幕はマイナーで迎えたが、すぐにメジャー昇格。地元メディアには「ファンのお気に入りの川崎が昇格」と、昨年と同じように大歓迎された。15日のツインズ戦で今季初出場し、3試合で打率2割5分を記録。18日のインディアンス戦では適時打も放ったが、負傷で離脱していたホセ・レイエスの復帰に伴い、直後にマイナー降格が決定した。ただ、ジョン・ギボンズ監督は「ブルージェイズにとって大きな存在。必ず戻ってくる」と話しており、再昇格の日は遠くなさそうだ。
負傷で離脱中の選手では、右手中指を痛めていたマリナーズの岩隈久志投手が、早ければ5月2日にもメジャー初登板となる見込み。復帰に向けて最終段階に入っている。5月も日本人選手の活躍から目が離せない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count