田中将大が新人王の最有力候補!? 米スポーツ誌が4月の成績から今季の個人タイトルを予想
田中は新人王だけでなくサイ・ヤング賞の候補にも浮上?
新人王以外のア・リーグのタイトルはどうなるのか。MVPは、ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)、マイク・トラウト(エンゼルス)、アレクシー・ラミレス(ホワイトソックス)の順で名前が挙げられている。
バティスタは8本塁打、18打点でリーグトップの長打率4割6分7厘と好調。昨年まで2年連続でMVP次点のトラウトは打率3割2分1厘、6本塁打、18打点と今季も変わらぬ力を発揮している。ラミレスは4月の29試合中27試合でヒットを放ち、打率3割5分1厘はリーグトップだ。
ア・リーグのサイ・ヤング賞争いでは、アスレチックスのジェシー・チャベスが筆頭候補。2勝0敗、防御率1・89と好調で、33イニングで自責点4、36奪三振、4四球と目を見張る数字が並ぶ。
2番手は昨年のサイ・ヤング賞右腕マックス・シャーザー(タイガース)。3勝1敗、防御率2・08で奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)はリーグトップの11・8。3番手はチャベスと同じアスレチックスの左腕スコット・カズミアー。4勝無敗、防御率2・11と西地区首位のチームを牽引。昨年に続いて好調を維持しており、完全復活といってよさそうだ。
シーズン前に最有力候補と言われていたレンジャーズのダルビッシュ有は、ここまで防御率2・59ながら1勝1敗と白星が伸びていない。投球の内容自体も本調子とは言えず、巻き返しが期待される。上位3人の成績を見てみると、田中は新人王だけでなくサイ・ヤング賞の候補に浮上してきてもおかしくなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count