サバシアが故障者リスト入り 開幕時の先発ローテで残ったのは黒田博樹と田中将大だけ!?
ローテーションに残っているのは黒田と田中だけ
開幕後、3週間のヤンキースのローテーションの充実ぶりは目覚ましかった。開幕戦では乱調だったサバシアも、その後、徐々に安定感を披露。3番手のイバン・ノバと5番手のマイケル・ピネダも好投し、黒田博樹も力投を見せ、田中のパフォーマンスは際立っていた。
だが、ノバは4月19日の登板を最後にトミー・ジョン手術を受けることになり、すでに今季絶望となっている。松ヤニを不正使用した投球で10試合出場停止になったピネダはその後、背中の筋膜炎で全治3~4週間と診断された。
開幕時の先発ローテーションで残っているのは田中と黒田のみ。デビッド・フェルプスやビダル・ヌーニョ、アセベスら開幕時はブルペン要員やマイナー契約だった投手がローテーションに名を連ねる状況では、日本の誇るエース2人にかかる期待と負担は否が応でも増すことになる。
「戦力層の厚さが試される状況だ。2人(フェルプスとヌーニョ)は今のところしっかりとした仕事をしてくれている」とジラルディ監督。ピンストライプの先発陣は早くも正念場を迎えている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count