イチローの出番増か ベルトランが長期離脱の可能性も
精密検査の結果、ベルトランは右肘骨棘障害
12日のメッツ戦で負傷交代したヤンキースのカルロス・ベルトラン外野手が精密検査の結果、右肘骨棘障害であることが発覚した。ESPNが報じている。
メッツ戦で指名打者だったベルトランは打順を待っている際のスイングで肘に「鋭い痛み」を感じたという。12日夜にMRI検査を受けた結果、肘関節部分の骨の末端部分が摩擦で刺状に変化する骨棘障害が確認された。
「注射で痛みがなくなれば、このままプレーできる。事態が改善しなければ、(手術で)取り除くしかない」
ベルトランはこう語ったという。すでに関節炎などに効果がある注射などの治療を施したが、これで痛みが緩和しなければ、手術で長期離脱となる可能性も出てくる。
「もしも、数日間で痛みの具合が改善しなければ、私の心配のレベルが一気に高まることになる」とジョー・ジラルディ監督も語っているという。
今季FAで加入した37歳のベルトランは今季不振だ。5本塁打、15打点ながらも打率は2割3分4厘と思うような結果を出せていない。
一方、腰痛のため12、13日のメッツ戦を欠場したイチロー外野手だが、MLB公式サイトは回復傾向にあると伝えている。今季は限定的な起用が多かったイチローだが、もしベルトランに手術が必要な事態になれば、先発での出番が一気に増えるかもしれない。ここが勝負所だけに、イチローの早期回復が待たれるところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count