メジャー初完封で6勝目の田中将大に地元メディアも称賛の嵐 同僚も「偉大すぎる」と脱帽

「チームの誰よりも価値がある」という議論の対象に

 サブウェイシリーズと呼ばれるメッツとの一戦でメジャー初完封勝利を挙げた田中将大投手が地元メディアから大絶賛された。

 ニューヨークポスト紙は「タナカが4安打完封でメッツを支配した」と大見出しで報じ、「マサヒロ タナカのスプリット・フィンガード・ファストボールがメッツの息の根を止めた」との書き出しで、今や全米で有名になった田中の決め球を賞賛。また、USAトゥデー紙電子版も「田中がメッツを支配した」と見出しで特集するなど、各紙絶賛モードだ。

 田中はヤンキースが昨季から6連敗中だった同じニューヨークを本拠地とするライバルチーム相手にわずか4安打に抑え、8奪三振。メジャー1年目にして無四球完封勝利を挙げ、楽天時代から続く連勝記録を34試合に伸ばした。

 いまだ無敗の田中の6勝目で、20勝19敗で貯金1としたヤンキースのジョー・ジラルディ監督は「彼のやってきた仕事を見れば、チームの誰よりも価値があるということは議論の対象になると思う」と話し、シーズン序盤にして早くもチームMVP候補であることを認めている。

 同僚も田中の快挙を称えた。ブライアン・マッキャン捕手は「初完封勝利だったけれど、彼には完封できる球種を持っている。今夜は本当に、本当に素晴らしかったよ」と話したという。

 4回表にソロホームランで快投の田中を援護したヤンガービス・ソラルテ内野手は「偉大すぎる。完璧だよ。9回までの全てのボールを見たでしょ。ワオとしか言えないよ」とかなりの興奮状態だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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