田中将大はニューヨークスポーツ界最高のスター!? 地元メディアから「ミスター・ビッグ」の声も
「田中のようにいきなり主役になった選手はいない」
今季6勝0敗とメジャー1年目で大活躍するヤンキースの田中将大投手が地元メディアから「ミスター・ビッグ(大ボス)」という新たな異名を冠され、ニューヨークのスポーツ界最大のスターと絶賛されている。地元紙ニューヨーク・デイリーニューズが「ヤンキースのエース、マサヒロ タナカは今や大ボスだ」という大見出しで特集した。
「この街でのスポーツ界最大のスターはこの2年間、2か国で、レギュラーシーズンで1度も負けたことがない若き日本人ピッチャーだ。マサヒロ タナカはヤンキースの今シーズンをまだ救ったわけではない。まだ、ヤンキースはシーズン4分の1を戦ったに過ぎない。だが、実際には救世主よりも偉大だ。彼こそがヤンキースの今シーズンそのものだ」
書き出しでは今季ヤンキースに加入し、センセーショナルな活躍を見せている田中を救世主以上の存在と称えている。全米4大スポーツと呼ばれるNFL(アメリカンフットボール)、MLB(野球)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)のうち、ニューヨークをフランチャイズとするチームは8チーム存在する。地元の辛口メディアから、キラ星のごときスターが揃う8チームの中で最高と称されるのだから、田中のニューヨークでの評価は凄まじいものがある。
「他のフリーエージェントでヤンキースから大型契約を手にした選手で、田中のようにいきなり主役になった選手はいない。レジーまで遡らなければ、こんなに自然体で主役になった選手はいない。特筆すべきは、特に大口を叩くわけでもなく結果を出していることだ。彼はただプレーしている。ファストボールとスプリッターで6勝0敗。58イニングを投げ、66奪三振でわずか7四球という成果を挙げている」
同紙はそう報じ、結果のみならず、発言で物議を醸すことのない、不言実行タイプの謙虚な田中の人柄も高く評価している。