ダルビッシュ有の女房役は「第7の男」 今季4勝目をかけ23日未明にタイガース戦に先発へ

ダルビッシュの前に立ちはだかるメジャー最強打線

 名コンビは誕生するだろうか。レンジャーズのダルビッシュ有投手は22日午後1時8分(日本時間23日午前2時8分)開始のタイガース戦に先発するが、女房役の捕手を3Aから昇格したばかりのクリス・ヒネメスが務めることが決定。ロン・ワシントン監督が明かしたことを複数の米メディアが報じた。

 地元紙ダラス・モーニング・ニュースによると、レンジャーズの捕手としてダルビッシュの球を受けるのはヒメネスで7人目。ヒメネスは昨季までレイズに所属し、今年はアスレチックスのキャンプに参加。その後、レンジャーズに加入していた。

 ヒメネスはすでにダルビッシュが登板した2試合をビデオで見たといい、ゲームの前には捕手に何を求めているかを本人に聞く準備もあるという。「1度もボールを受けたことのない投手とコンビを組むのは、最も大変なことの1つだ。出来る限り同じ考えを持ってやれるようにしたい」と意気込みを示している。

 ダルビッシュは今季、J・P・アレンシビアとコンビを組んだ5試合では3勝1敗、37イニングで防御率1・22と息の合ったところを見せていた。一方で、ロビンソン・チリノスが捕手に入った3試合では0勝1敗、17回1/3で防御率4・67。ただ、アレンシビアは先日、打率1割3分3厘と極度の打撃不振でマイナー落ちした。

 ESPNによると、ワシントン監督はダルビッシュと話し合い、ヒメネスを先発させることを確認したという。本人も納得の上で、次戦は新たなパートナーを迎えることになった。ヒメネスは今季3Aで31試合に出場し、4本塁打、16打点、打率2割5分9厘の打席成績を残している。打線の援護不足に苦しむダルビッシュの救世主となるかにも注目が集まる。

 メジャー最強とも言われるタイガースとの対戦は、ダルビッシュも楽しみにしている。昨年5月に8回4失点で勝利投手となった試合では、ミゲル・カブレラやビクター・マルティネスとの対決を終えた後にブログで振り返り、「毎回タイガースに投げたいわ(笑)」とつづっていた。新たな女房役とのコンビでどんなピッチングを見せてくれるのか、注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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