現地メディアが選ぶメジャー「四半期アウォーズ」で田中将大が2冠

ヤンキースはどうしても田中が必要だと分かっていた

【ナ・リーグ最優秀監督】
ブルース・ボウチー(ジャイアンツ)
現地時間21日時点 29勝18敗

【ア・リーグ最優秀監督】
ボブ・メルビン(アスレチックス)
21日時点 30勝16敗 

【最優秀フリーエージェント】
田中将大
(※田中は正確にはフリーエージェントではなく、ポスティングシステムでの移籍だったが、獲得意思のある全チームがオフに右腕と交渉できたことから、米国内ではフリーエージェントと同等の扱いとなっている)

 スターク記者は「正直言って、1ドル当たりの効果を考えると田中がウィンターマーケットでの最高の契約だったとは私は言わない」と前置きをした上で、田中のヤンキースに対する貢献度の大きさを称えている。確かに同記者が挙げている数字を見れば、ヤンキースの先発ローテーションにおいて田中の成績はずば抜けていると言えるだろう。先発した9試合のチームの勝敗は7勝2敗。その勝率は実に77・8%だ。一方、20日時点で田中以外の投手の先発時の合計は16勝19敗で、勝率45・7%と大きな差がある。

 さらに田中は先発した9試合すべてでクオリティースタート(6回以上を自責点3以内)を記録しているが、田中以外の先発投手のクオリティースタートは計13試合だという。同記者は「ヤンキースは田中争奪戦で勝利するために大枚をつぎ込んだ。だが、ヤンキースはどうしても田中が必要だと分かっていたのだ」としている。

 また、他に挙げられた各部門の選出は以下の通り。

【最優秀トレード選手】
セス・スミス(パドレス)
39試合出場時点 打率3割2分5厘 5本塁打 17打点
 
【最も驚きをもたらしたチーム】
ロッキーズ
21日時点 26勝21敗

【最もがっかりしたチーム】
レイズ 
21日時点 19勝28敗

【最も期待はずれの選手】
プリンス・フィルダー(レンジャーズ)
42試合出場時点 2割4分7厘 3本塁打 16打点

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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