無敗記録が途切れた田中将大にかかる次の期待 新ヤンキースタジアムで初の防御率2点台ピッチャーは誕生するか

CC・サバシア、黒田博樹も2点台に迫ったが…

 近年、この“大台”に最も近づいたのは、2011年のCC・サバシアだ。2009年にFAで加入した左腕は、あっという間にエースとしての地位を確立。2011年も19勝を挙げる活躍を見せていた。この年は33試合に登板したが、31試合目を終えた時点で防御率は2・93。しかし、32試合目の敵地でのブルージェイズ戦で6回途中4失点と乱れ3・01に跳ね上がった。

 シーズン最終戦は本拠地でのレイズ戦で8回途中2失点と好投し、3・00とわずかに盛り返したものの、夢の2点台はならなかった。ヤンキースタジアムではなく、敵地のロジャースセンターでの乱調が最後に響いてしまったのは、皮肉な結果と言えるかもしれない。

 また、昨年の黒田博樹も快挙に迫った1人だ。開幕から好調を維持し、7月の月間防御率0・55を記録するなど抜群の安定感を発揮した。8月12日の本拠地でのエンゼルス戦で8回無失点と快投した時点では2・33に。続く敵地でのレッドソックス戦で6回途中5失点(自責3)と乱れて2・44と悪化しながら、1位だったフェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)も乱れたために、リーグトップに浮上した。

 ヤンキースタジアムが左打者に有利であるため、逆に右投手に圧倒的に不利であることを考えれば、サバシア以上に価値ある数字を残していたと言える。

 しかし、昨季の黒田はここから復調することはなかった。シーズン30試合目となった9月13日の敵地でのレッドソックス戦で6回5失点と乱れ、4月以来の3点台となる3・13まで悪化。結局、32試合に登板して防御率3・31という成績でシーズンを終えた。

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