連敗しない田中将大の強さ 今季7勝目に「勝ったことが一番」
フォーシームのコントロールがしっかりしていた
ヤンキースの田中将大投手(25)が25日(日本時間26日)のホワイトソックス戦に先発し、6回2/3を投げて、5安打1失点で今季7勝目を飾った。メジャー移籍後最多となる118球の力投で、6奪三振、3四死球。防御率は2・29となった。
田中は前回のカブス戦で初黒星を喫したが、連敗しないあたりに田中の強さが表れている。試合後、本人は投球に関して「違ったフラストレーションがあった」としつつ、「勝ったことが一番」と話した。
――前回のカブス戦で負けたが、意識の変化は?
「内容どうこうより結果が出た。あれだけ点数を取ってくれたので楽な気持ちで投げることができました」
――今日の投球を振り返って。
「今日はフォーシームのコントロールがしっかりついていたというのが、一番良かったところだと思っている」
――走者を背負うピッチングが多かった。
「際どいところが今日はボール。ちょっとずつ外れていました」
――そういうボールが重なると、苦しくなっていく。
「そこを我慢して投げなるしかない」
――勝ったことで前回の悔しさは晴らせたのか。
「今日のピッチングでは違ったフラストレーションがあるけど、勝ったことが一番です」
――フォーシームが良かった。次に生かせると思うか。
「同じように投げられればいいと思いますけど」
――最後の回は気持ちが出ていたと思うが。
「四球を2個出しているので、思った通りに投げられなかった」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count