今季初先発で2勝目を挙げた松坂大輔に称賛の声 メッツ監督も「ハートを見せてくれた」
「バッティングにはとても自信を持っている」
さらに、地元紙デイリーニューズも松坂の投球を絶賛。公式戦での先発は昨年9月以来で、今季は最高でも56球までしか投げていなかったことに触れ、「それでも勝利のために98球を投げ、6回を2失点に抑えた」と、こちらもタフな精神力をたたえている。
また、松坂は0―2の2回に2死1、2塁の好機でバットを折られながらもレフト前にタイムリーを運んだ。メッツは5回に同点に追いつくと、6回には逆転に成功。松坂の打撃センスの高さは相変わらずで、自ら反撃の口火を切った形となった。
メッツ公式HPによると、ダブルヘッダー1試合目でメッツ打線はことごとくチャンスをつぶし、得点圏では13打数1安打という拙攻で1得点。1-2で敗れていた。松坂は通訳を介して「バッティングにはとても自信を持っているので、ただ打席に入って、打点を上げたいと思っていました」と冗談交じりに答えたという。
ピッチングだけでなく、打撃でもチームの悩みを解消した松坂。まさに勝利の立役者となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count