8回無失点と好投のダルビッシュをレンジャーズ監督も絶賛 「今日はピッチングが全ての試合」
その才能の高さを知らしめる試合となった
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が1日(日本時間2日)のナショナルズ戦で8回無失点12奪三振の快投を演じた。5月27日には、寝違いによる首痛のため、予定されていたツインズ戦での先発を回避。その影響が心配されたが、見事に吹き飛ばした。
球団公式HPでは「ダルビッシュがナショナルズをねじ伏せ、遠征のトリを飾った」との見出しで、この日の快投を紹介。ダルビッシュ自身の談話として、前夜はまた首を寝違えることが心配でよく寝られなかった、という話を紹介している。
ナショナルズ先発ロアークも好投を続け、6回終了まで0-0の攻防が続いた。レンジャーズは7回にマーティンのソロ弾で先制に成功。8回にも1点追加に成功し、2-0で勝利した。ワシントン監督は「今日はピッチングが全ての試合だった。1点をいかに取るか。ユウは、チームにそのチャンスを与えてくれた」と力投を称えた。
この日は今季最多タイの12奪三振も記録。一塁の守備に就いていたマーフィーは「自分の角度から見ているのは面白かった。バットがボールから大分離れた場所を空振りしていたからね」と、その様子を語っている。
またワシントン・ポスト紙の電子版では、ナショナルズ打者の談話を紹介。ラローシュ一塁手は「時には、相手投手に脱帽しなければいけない試合がある。今日はそういう試合だった」とコメント。また、4回には時速59マイルのスローカーブで見逃し三振とされたことに触れ、「リリースした瞬間はバックネットに当たるんじゃないかと思った。ただ滑ったんだと思ったんだ。だけど、球に落ち始めて、何もすることができなかった」と話している。
心配された首の状態も問題なく、遠征の最後の試合を勝利で締めくくれた意味は大きい。あらためて、その才能の高さを知らしめる試合となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count