5回途中で降板の松坂大輔に地元メディアは厳しい見方 「打線が援護するたびにリードを台無しにした」
松坂にとって悔やまれる結果
4安打2奪三振4失点の松坂に勝敗はつかなかったものの、地元メディアは辛口だった。ニューヨーク・デイリーニューズ紙は「ダイスケ マツザカは不安定。メッツは好機に打てずにカブスに敗れる」と見出しで速報。「松坂はこの夜、制球に苦しみ続けた。5四球を出したことが高くついた」と伝えている。
また、地元紙スターレジャー紙も「先発という役割に対するマツザカの思いは良く知られているが、先発ローテーション復帰初戦は苦しんだ。投球制限は115球だったが、5回途中で88球で降板。4失点で5四球を出した。打線が援護するたびに、彼はリードを台無しにした」と厳しい論調だった。
実際には松坂の後を受け継いだダナ・イブランド投手が2安打1四球と炎上し、わずか1アウトを取っただけでマウンドを降りたことも敗因の一つだったが、制球が安定しなかった松坂が矢面に立たされた形だ。
背中の故障で戦線離脱しているディロン・ギー投手が復帰するまでの間、暫定的な先発復帰となった松坂だが、現地メディアはギーの復帰まで今後も先発ローテーションにとどまるとの見方を示している。だが、先発の座を守るために1試合1試合が重要となることも確か。松坂にとって今季2度目の先発となったカブス戦は実に悔やまれる結末となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count