ダルビッシュが配球を変えながらの力投で6勝目 「相手も混乱したかなと思う」
要所でスプリット、カットボールが効果的だった
レンジャーズのダルビッシュ有投手が6日(日本時間7日)に行われたインディアンス戦で今季最多の4失点と苦しみながらも、6勝目(2敗)を挙げた。この日珍しく打線の援護を受けた右腕は7回を投げて、9安打8奪三振3四球で4失点と粘りの投球を見せ、チームの6-4勝利につなげた。
7回までに110球を投げてストライクは67球。防御率は試合前の2・08から2・36と後退したものの、チームを勝利へと導いた投球はレンジャーズのロン・ワシントン監督からも評価されている。試合後、ダルビッシュは5回以降に得点を与えなかった投球について、「なんとか相手の打つ気をそらせたかなと思います」と振り返った。
――5回以降に相手に追加点を与えなかったところが今日のポイントだったのでは。
「カットボールを投げたり、スライダーを投げたり、なんとか相手の打つ気をそらせたかなと思います。そのほか、チェンジアップ、スプリット、カット、ツーシームも投げたので、相手も混乱したかなと思います」
――軸となる球を探すのは大変だった。
「軸を探すというか、ほとんど最初は30球中、27球が真っすぐでした。打たれ始めてから、何がいいかなと探し始めた。その中で要所でスプリット、カットボールが効果的だったと思います」
――本塁打を打たれたカブレラを6回のピンチで一塁ゴロに打ち取った場面を振り返って。
「内角を突いたというか、普通にあの球で勝負というか。打ち損じてくれればいいなと思った。(自分と)タイミングが合っていたし、ここなんとか抑えたらチームも乗るなと思った」
――気温が高い中でのマウンドだった。
「ここ(テキサス)で2年もやってますし、全く気にはならなかったです」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count