イチローがメジャー通算2775安打でメジャートップ50入り ケン・グリフィーJr.氏まであと6本に迫る
アンドレ・ドーソン氏の2774本を抜く
ヤンキースのイチロー外野手(40)がついにメジャーのトップ50に入った。6月8日(日本時間9日)の敵地でのロイヤルズ戦の9回に放った2本目のヒットにより、メジャー通算2775安打に到達。エクスポズやカブスなどで活躍して400本塁打300盗塁をマークし、殿堂入りを果たしているアンドレ・ドーソン氏の2774本を抜いて、50位となった。
歴代1位はイチローが数々の記録を打ち立てるごとに名前が上がるピート・ローズ氏の4256本。2位は首位打者12度のタイ・カッブ氏の4189本。この2人だけが4000安打を記録している。イチローは日本で1278本を放っており、現時点では日米通算で4053本となっている。
そして49位にいるのが、2781本を放っているケン・グリフィー・Jr.氏。イチローが憧れを抱いていた選手だ。イチローはあと6本のヒットであのグリフィーを並ぶことになる。2人は2009年にマリナーズで同じユニホームを着ることになり、チームメートとして戦い、ファンを沸かせた。イチローが昨年、日米通算4000安打を放った際は、ヤンキースタジアムの大型ビジョンでメッセージを送るなど親交が深い。
くしくもヤンキースは6月10日から、2人が記録と記憶を刻んだシアトルのセーフコ・フィールドでマリナーズ戦を行う。グリフィー氏を抜く瞬間が、シアトルになる可能性も十分にある。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count