米紙が金子千尋の巨人入りの可能性を報じる 「メジャー球団にとっては悪い知らせ」
金子はメジャーで投げることに興味を持っていない?
オリックスの金子千尋投手(30)が今季終了後、FA移籍で巨人入りする可能性を米メディアが報じている。米紙「ロングアイランド・ニューズデイ」の名物コラムニストのデビッド・レノン氏が「次のマサヒロ タナカを日本でスカウティングする」という特集の中で報じている。
記事では、メジャースカウトの注目する逸材の1人として金子が登場する。
「現在の日本プロ野球界最高のピッチャーの1人がチヒロ カネコだ。この30歳の右腕はマエダ(広島の前田健太投手)より上だ、という人間もいる。そして、彼は田中のようなシーズンをオリックスバファローズで過ごしている」とパ・リーグ最高のエースを高く評価している。
その一方で、レノン氏はメジャー移籍に対するネガティブファクターを指摘している。
「ある球団関係者によると、アメリカ側で(金子獲得に)動く可能性のある球団にとっての問題は、金子がメジャーで投げることに興味を持っていないということ。読売ジャイアンツとサインするであろうという確信があり、それはメジャー球団にとっては悪い知らせだ。ジャイアンツは日本プロ野球機構におけるヤンキースで、長きに渡る成功の歴史とタレントを貯蔵する能力を有することで有名。基本的に選手をポスティングにかけず、ヒデキ マツイとコウジ ウエハラは読売の大スターだったが、米国でのキャリアをスタートさせるまでFAになることを待たなければいけなかった」と説明している。
メジャーリーグで注目度の高まっている金子が米国の球団関係者の間で、巨人入りが確実視されていることが記事からはうかがえるが、果たして今季終了後に金子本人はどのような選択をするのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count