イチローの長年のファンへの粋な計らいが全米で話題に 地元メディアも「すごいことだ」
エイミーさんへサインを送ったイチロー
ヤンキースのイチロー外野手が11日にセーフコ・フィールドで行われた古巣マリナーズ戦の試合前に自身の安打数を表示する「イチメーター」を持参し、応援してきたエイミー・フランツさんに粋な計らいを見せた。CBSスポーツの電子版が報じるなど地元で大きな話題となっている。
2004年からセーフコ・フィールドの右翼席で手製のボードでイチローの安打数をカウントしてきたことで日米の野球ファンにもお馴染みとなったエイミーさんはこの日が誕生日だった。このことを知っていたイチローは試合前の打撃練習中にフェンス際に歩みよると、心温まる光景が展開されたという。
「イチローが私に投げてくれて、“エイミー、これを見て!”と言ってくれたの。OMG!!(オー マイ ゴッドの略) ありがとう、イチロー」とエイミーさんは自身のツイッターでサイン入りのボールを片手に笑顔を浮かべる自身の写真を公開。写真で右手に握られたボールには「For Amy, Happy BD!(エイミーへ、誕生日おめでとう)」と直筆のサインが記されていた。
イチローがヤンキースに移籍した際には試合前の練習でエイミーさんと握手。これまでの応援に感謝し、イチメーターにサインした。その後、エイミーさんにサイン入りのスパイクとバットを送ったエピソードも米国で大きな話題となっていた。
記事では「すごいことだ。よくやったイチロー、そして、誕生日おめでとう、エイミー」と報じている。
この日8番ライトで先発したイチローは4打数1安打。試合は先発した田中将大が9回2失点と好投し、ヤンキースが4-2で勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count