伝説のクローザーをも上回る上原浩治の驚異の数字とは!?
上原はア・リーグナンバーワンの救援投手
昨年、世界一に輝いたレッドソックスの守護神として、上原の成績の素晴らしさは今まで以上に注目を集めるようになった。だが、オリオールズのクローザー、そしてレンジャーズのリリーフだった時から、安定感は群を抜いていた。これらのデータは、それを完璧に証明している。
記事によると、メジャーで2010年以降にリリーフとして200試合以上に登板した投手は96人。上原はそのうちの1人になるわけだが、この期間に残してきた成績は、ほとんどがトップクラスに位置しているという。紹介されているデータを列挙してみよう。
・9イニング当たりの被安打数5.26は、アロルディス・チャップマン、クイレイグ・キンブレルに次ぐ3位
・WHIP0.706は1位
・1つの四球を与えるまでの奪三振10.77は1位
・9イニング当たりの四球1.09個は1位
・9イニング当たりの奪三振11.72は8位
・防御率1.78はキンブレル、エリック・オフラハティに次ぐ3位
・被打率1割6分6厘はチャップマン、キンブレルに次ぐ3位
・被出塁率1割9分3厘は1位
・被長打率2割9分6厘はキンブレル、チャップマン、ケンリー・ジャンセン、ジョニー・ベンターズに次ぐ5位
・被OPS(出塁率+長打率).489はキンブレルに次ぐ2位
上原が現在のメジャーで屈指のリリーバーであるということが一目で分かる。しかも、チャップマン(レッズ)、キンブレル(ブレーブス)はナ・リーグの投手であるため、上原は現在、ア・リーグNO1の救援投手だと言えるだろう。
今季、レッドソックスは苦しいシーズンを送っている。その中でも、上原は集中力を切らさず、田澤純一とともに自分の役割を果たしてきた。もちろん、プレーオフ進出の可能性は、まだ十分に残されている。最強クローザーがフル稼働する時期は、必ずやってくるはずだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count