田中将大が両リーグトップの11勝目 川崎宗則との対戦には「来たな!という感じ」

初球ホームランは初めて

 ヤンキースの田中将大投手が本拠地で行われたブルージェイズ戦に先発し、6回5安打1失点でメジャートップの11勝目(1敗)をマークした。初回の先頭打者、ホセ・レイエスに初球を右翼席に運ばれ、いきなり失点。デビュー戦に続き、同じブルージェイズ相手に先頭打者ホームランを許したが、そこからきっちりと立て直した。6回を投げ終えた時点で104球と球数はかさんだが、10三振を奪う力投。試合後は11勝を挙げたここまでを振り返り、「慣れてきて、試合にスムーズに入っていけていると思う」と手応えを口にした。

――初回、2回と球数が増えたが、それ以降は良くなった。今日の登板を振り返って。

「特に何も良くなかった。我慢して低めに、低めにと思って投げました。初球ホームランというのは初めてです。先頭バッターに初球を打たれたので、少なからず初球で1点を失っている。なので、いつものリズムで投げるのは難しかった。切り替えていこうと思っていましたね。2回以降は普通のリズムで投げられたと思います」

――6回まで投げて、7回以降はリリーフ陣が踏ん張った。

「(リリーフ陣は)自分たちの役割に徹して、抑えようとしている。僕は信頼をして、バトンを渡しています」

――川崎宗則には3打数2三振。

「いい投球ができたと思います。(相手が打席に入った瞬間は)来たな!っていう感じです」

――ピッチャー返しをうまく処理した。フィールディングで2度のプレーがあったが。

「両方、グラブに当てているので、取らなくてはいけないっていうのが1番だと思いますけど、弾いたところを自分で方向を見ていたので、その後もすぐ反応して、ボールを取りにいけたのがアウトにできた要因。フィールディングは守備で自分を助けるし、首をしめることもある。自分の処理できるボールは必ずアウトにしたいなと思っています」

――両リーグトップの11勝。やってきていることは正しいと感じているか。

「正しかったというのはわからないですけど、毎回、毎回、同じようにやっているように見えても、変えているところもある。自信を持てるというか、ひとつ流れとして試合にいい準備をして入れるというところ。慣れてきて、試合にスムーズに入っていけていると思います」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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