前回登板で首の違和感を訴えた岩隈久志が順調に回復 21日のロイヤルズ戦で先発へ
首の痛みが改善した岩隈は、ロイヤルズ戦で先発予定
15日(日本時間16日)のレンジャーズ戦直前に首に違和感を覚えながら、強行先発していたマリナーズの岩隈久志投手が20日(日本時間21日)のロイヤルズ戦で先発することが分かった。MLB公式サイトのマリナーズ番記者、ジョン・グレッグ氏がツイッターで「ヒサシ イワクマは首の痛みが改善したと話していた。予定通りカンザスシティで先発することになるだろう」と速報。また、マリナーズの公式サイトでも「イワクマは金曜日先発の方向」と報じている。
記事では「ヒサシ イワクマはまだ首の痛みを引きずっているが、カンザスシティでの金曜日の試合には予定通り先発することになりそうだ」と、岩隈が復調している様子を伝えている。岩隈本人も通訳のアンソニー・スズキ氏を介して「ずいぶんと痛みは良くなりました。昨日は平地でピッチング練習もしましたが、何の違和感もなかった。すごく改善していますし、明日までに何も起こらなければいいですね」とコメントしている。
岩隈は自身のオフィシャルブログでレンジャーズ戦前に起きたアクシデントについて、「試合前のストレッチ中にチームのトレーナーが僕の首を触った瞬間に何かのはずみでグキッとなってしまい、痛みでだんだん動かなくなり、登板回避寸前でしたが、気持ちで乗り切りました」と報告していた。
強行出場した岩隈は8回を投げ切り、6安打1失点で抑えた。今季5勝目(3敗)を挙げ、防御率も2・59としたが、日本時間21日の登板は首の痛みの影響が心配されていた。
マリナーズは18日のパドレス戦で「キング」の異名を持つエース、フェリックス・ヘルナンデス投手が7回1失点の力投を見せたが、1-2で敗戦。岩隈の順調な回復はプレーオフ進出を目指すチームには何よりの朗報と言えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count