レッドソックス主砲のオルティズが上原への“恩返し弾” 「オレは彼に借りがあるんだ」
オルティズ「俺は彼に借りがあるんだ」
レッドソックスの主砲デビッド・オルティズが22日(日本時間23日)のアスレチックス戦で2本のホームランを浴びて同点に追いつかれた守護神、上原浩治投手を救う決勝ホームランを放ち、延長10回での劇的な勝利(7-6)に貢献。試合後、日ごろから力投を続けている上原への“恩返し弾”であることを明かした。地元紙プロビデンス・ジャーナルが試合の特集記事の中で報じている。
この日の10回表に飛び出した勝利を決める一撃は、「ビッグパピ」の異名を持つオルティズにとって今季17号のホームランだった。9回は2被弾を許した上原だが、10回裏はきっちりと三者凡退に抑えて今季3勝目をマークした。
上原は18日のツインズ戦で同点で迎えた10回表にマウンドに上がり、クリス・パームリーにホームランを打たれたが、実はその一戦でもオルティズは直後に同点ホームランを放ち、上原を救っている。結局、上原はその試合でも勝利投手となっていた。
「彼はいつでもチームを窮地から救い出してくれている。オレは彼に借りがあるんだ」
オルティズは試合後にこう感謝の気持ちを語ったという。上原は昨年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、今季も3勝1敗15セーブで防御率1・30と不振の強豪で奮闘を続けている。最近の登板した3試合で計3本のホームランを浴びている上原だが、主砲の信頼は微塵も揺るがなかった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count