ダルビッシュが昨年9月以来の連敗で今季4敗目 女房役は「フォームの微調整で元に戻るのでは」
ダルの2試合連続4失点以上はメジャー1年目以来のこと
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が22日(日本時間23日)のエンゼルス戦で5失点し、今季4敗目(7勝)を喫した。6回を投げて5安打4四球9奪三振で5失点(自責点4)。初回にビデオ判定で泣かされるなどし、この日まで対戦成績7勝1敗と得意としている相手だったが、4回に2本塁打を許すなど、相性のよさを発揮しきれなかった。防御率はこれで2・62となった。
球団公式HPでは、「Aゲーム(絶好調)ではなかったダルビッシュとともに、レンジャーズがエンゼルスに敗れる」との見出しで、2-5で敗れたこの日の試合をリポート。これまでエンゼルスタジアムでは5連勝と相性がよかった事実にも触れている。
ワシントン監督は「高く入る球があり、打者の打ちやすいスポットに行ってしまった」とダルビッシュの登板を振り返った。また、捕手を務めたジメネスは「次回のブルペンでフォームの微調整をすれば、元に戻るのではないかと思う」と話している。
地元紙フォートワース・スターテレグラム電子版では、前回17日アスレチックス戦に続くダルビッシュの2連敗について、昨年9月以来であることを紹介。また、2試合連続で4失点以上したのはメジャー移籍1年目以来のことだとしている。
同じく地元紙ダラス・モーニング・ニュース電子版では、「ユウ・ダルビッシュが2戦連続苦戦、レンジャーズは5連敗」との見出しで、今季のレンジャーズは終わった、との見解を示した。今回の西海岸遠征では、同地区のマリナーズ、アスレチックス、エンゼルスと3試合ずつ戦い、3勝6敗という結果に終わった。借金5、地区首位アスレチックスとの差は11・5ゲームとなり、優勝やプレーオフ進出のチャンスは日に日に消滅しつつある。
頼みの綱でもあるダルビッシュが、次回登板でどこまで復活できるか。チームの明暗が分かれることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count