レンジャーズが主力選手の放出を検討!? 地元紙がダルビッシュ有をトレード候補の1人に

2007年以来となる転換期となるか

 グラント記者は「あるメジャーリーグ関係者によると、ダニエルズGMは自分に何が出来るかを他球団のGMとすでに話し始めている」という生々しい情報も紹介。その上で「どの“コアタイプ”の選手をトレードできるかチェックしているうちに、彼のiPhoneのバッテリーはなくなってしまうだろう」と伝えている。

 実際に、ダニエルズGMは以下のようなコメントも残している。

「我々はこの数年でポールポジションやその付近にいることに慣れてしまった。順位に基づいて見方を修正する必要がある。いくつかの違うことも熟慮してみる」

 レンジャーズは同じような状況に追い込まれていた2007年に主砲のマーク・テシェーラを放出し、アンドラス、ネフタリ・フェリス、マット・ハリソンらを獲得。さらに、エリック・ガニエと引き換えにデビッド・マーフィーを迎え入れた。これらの選手は主力となり、その結果として2010、2011年に2年連続でワールドシリーズに進出している。その07年から7年が過ぎ、再び転換期が訪れているのかもしれない。

 グラント記者が放出候補として名前を挙げている“コアタイプ”の選手は5人だ。

 まずはアンドラス。2022年まで契約を残しているが、レンジャーズは多くの若手内野手を抱えている。アンドラスは打撃でやや伸び悩んでいるものの、まだ25歳と若く、向上の余地があるため、大型契約を引き受けるチームがあるかもしれない。アンドラスは打撃面で結果を残せば2018年以降に自らオプトアウト(契約破棄)する権利を持っている。ただ、これが出来ない程度の成績に終われば、その後は不良債権になる危険性もはらんでいる。

 次に候補とされているのはアレックス・リオスだ。今季は打率3割1分6厘と打撃好調。球団がオプションを行使すれば、来季までは同選手を保持できる契約となっている。ただ、問題はレンジャーズがトレードの見返りに何を求めるかで、残りの契約の幾分かを負担しなければ、優秀な若手を獲得できないかもしれないという。

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