岩隈久志が今季最短5回途中の降板で4敗目 マリナーズ監督は「彼を信じているし、必ず調子を戻してくれる」

マクドレン監督「今日はクマの夜ではなかった」

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が25日(日本時間26日)のレッドソックス戦で今季最短5回途中5失点で降板し、4敗目(5勝)を喫した。前回ロイヤルズ戦と同じく、この日も制球が定まらずに苦しみ、1点を追う5回に1死も奪えないまま満塁でマウンドを下りた。チームは4-5で敗れた。岩隈の防御率はこれで3・48となった。

 球団公式HPでは「岩隈が苦しみ、連勝は5でストップ」との見出しで、この日の試合をリポート。マクレンドン監督は「今日はクマの夜ではなかった。タフな夜だったが、気分を切り替えて、次の先発に向けて準備してくれるはずだ。彼は負けず嫌いな男だし、主力投手だ。彼を信じているし、必ず調子を戻してくれる」と、2戦連続で調子の上がらなかった岩隈に対して、全幅の信頼を寄せた。

 地元紙シアトル・タイムス電子版では、レッドソックスが数少ない岩隈の“天敵”であることを指摘。昨季7月9日にも、同じくセーフコフィールドでのレッドソックス戦で3回6失点で降板していた。この日、初回に先制ホームランを浴びたオルティスには、昨年も被弾。オルティスに対する失投が響いた、としている。

 同じく地元紙タコマ・ニュース・トリビューン電子版では、6月15日レンジャーズ戦での登板直前に痛めた首の影響を検証。「まったく問題ない。投球には関係なかった」とするマクレンドン監督同様、岩隈自身の「痛みはまだ少しあるが、ピッチングには影響はなかった」という通訳を介したコメントを紹介している。

 岩隈自身は本調子とは言えないが、チームは最近10試合を7勝3敗と好調の波に乗っている。岩隈も本来の姿を取り戻して、チームの勝利に貢献したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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