地元メディアが不安材料を検証 ヤンキースの命運を左右する田中将大の疲労度

ヤンキースに求められる田中とベタンセスの負担軽減

 本当にルーキー右腕が疲労をため込んでいるのであれば、ヤンキースにとっては問題となる。イバン・ノバが今季絶望となり、CC・サバシア、マイケル・ピネダが離脱中の現在、先発ローテーションで長いイニングを計算できるのは黒田博樹と田中の2人だけ。ほかの3投手が登板する日は、ブルペンに大きな負担がかかる。つまり2人の日本人投手にトラブルがあれば、救援陣にも大きな影響が出る。

 記事では、特にアダム・ウォーレンと共に獅子奮迅の活躍を続けるデリン・ベタンセスの負担の大きさを指摘する。メジャーで本格的に1シーズンを過ごすのは今季が初めてだが、すでに32試合に登板。44イニングを投げており、疲労が見えるというのだ。

 ベタンセスは先発陣における田中のようにブルペンに欠かせない選手となっているだけに、負担は軽減したい。そのためにも、先発投手の踏ん張りが必要となる。このことを考えても、田中の状態が気になるところだ。

 記事では、新たに先発投手を補強することが必要とも訴えている。確かに、デビッド・プライス(レイズ)のような計算できるスターターを獲得すれば、すべての問題を改善することができるかもしれない。田中の負担減につながる可能性も高いだけに、トレード市場での動きに注目が集まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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