ダルビッシュが3試合ぶりの白星で8勝目! 8回無失点の快投で今季5度目の2ケタ奪三振も記録
尻上がりに調子を上げたダルビッシュ
レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)が本拠地でのツインズ戦に先発し、8回無失点の快投で8勝目(4敗)を挙げた。尻上がりに調子を上げ、わずか4安打に抑える快投。今季5度目の2ケタとなる10奪三振もマークし、2点のリードを守り抜いた。
ダルビッシュは初回、2死からジョー・マウアーに中前に運ばれたものの、ケンドリス・モラレスを一ゴロに仕留める。2回は先頭のオズワルド・アルシア、クリス・パーメリーに中前打を浴び、さらに暴投もあって2死2、3塁とされたが、ペドロ・フロリモンを中飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。
すると、打線がエースを援護。試合前まで8勝3敗と好調だったフィル・ヒューズに対し、2回はクリス・ヒメネスがセンターオーバーの先制二塁打。さらに、3回にも1点を加えた。
リードをもらったダルビッシュは、尻上がりに調子を上げた。3、4回を三者凡退に抑えると、5回は2死からペドロ・フロリモンに四球を与えたものの、3つのアウトはすべて三振。カットボールの切れ味が抜群で、速球とスライダーの精度も良く、ツインズ打線につけいる隙を与えない。6回もマウアーから空振り三振を奪うなど、三者凡退に抑えた。
7回には、2死からパームリーに右前打を浴びる。これが2回以降初のヒットとなった。しかし、エドゥアルド・エスコバーを空振り三振に仕留めてチャンスは作らせない。8回も続投すると、先頭打者のホルヘ・ポランコから見逃し三振を奪い、今季5度目となる2ケタKに到達した。後続も打ち取り、110球で8回を投げ終えた。この日のストライクは76球。防御率は2・42となり、試合終了時点でリーグ3位に浮上した。
試合は8回裏に3点を追加したレンジャーズが5-0で勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count