田中将大への深刻な依存を解消できるか ヤンキースGMが積極補強に動くことを明言
ベタンセスもトレード要員に!?
MLB公式サイトでは、カブスのジェフ・サマージャ投手、レイズの2012年サイ・ヤング賞投手のデビッド・プライス投手が現在のマーケットで最大の目玉で、先発ローテーション1番手クラスの実力者だが、両エースの獲得には相当なトレード要員が必要となるために、カブスのジェイソン・ハメル、フィリーズのクリフ・リー、パドレスのイアン・ケネディの3投手が、ヤンキースにとってより狙いやすい補強候補となると分析している。
「インパクトを持つ、重要な補強はいつも難しいと考えている。(放出選手とは)重苦しい会話をしなければいけないし、素晴らしい補強には苦しみがつきまとう。個人的な経験では、場数を踏むにつけて、苦しみは増すばかりだ。だが、乗り越えなければいけない。インパクトを残そうとするのなら、その方法を見いださなければいけない」
キャッシュマンGMはそう語り、現在中継ぎでオールスター出場が有力視されているデリン・ベタンセス投手もトレード要員となる可能性もにじませている。
田中、そして、黒田博樹投手のようなエース級の獲得は必要だが、獅子奮迅の活躍を見せる田中らをサポートすべき打線のてこ入れも急務な状況。2年ぶりのプレーオフ進出は果たせるのか。辣腕で鳴らす強化担当の動きに注目したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count