3連敗の松坂大輔に地元紙が厳しい論調 「彼はメッツを浮上させるのではなく、弱らせている」
松坂の株価は1週間で急落している
一方、テリー・コリンズ監督は先発ローテーションの選択に関して、デグロムの事情で決める方針を明かしている。地元紙ニューヨークポストは「ブレーブスに敗れ、メッツとマツザカが新たな不振に直面」と大見出しで報じている。
コリンズ監督は試合前に、ジー復帰の場合に松坂かデグロムのどちらがローテーション落ちになるかまだ決めていないと話したものの、「理想では、ジェイク(デグロム)が2015年のスターターを務めるのなら、14年シーズンを投げきれるのか見てみたい選手だ。しかし、負荷の問題もある。どのイニングを投げられるのか見るために、ブルペンに入れることもあるかもしれない」とも語っている。
指揮官の頭の中では、まずはデグロムありき。デグロムの適性チェックや負荷調整次第で、松坂が先発を務めることになるのかもしれない。
「今日は最初の2アウトは簡単に取れたけれど、イニングを終わらせることができなかった。試合を作れなくて残念です」
通訳を介して地元紙にこう語ったという松坂の株価は1週間で急落している。ジーが復帰せず、ローテーション通りなら12日のマーリンズ戦で先発予定。3連敗の平成の怪物は意地を見せることができるか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count