松坂大輔が今季最長7回無失点の力投も4勝目はならず メッツはサヨナラ勝ち
尻上がりに調子を上げた松坂
メッツの松坂大輔投手が7日(日本時間8日)が本拠地のブレーブス戦に登板し、7回6安打3奪三振2四球無失点と好投しながら、4勝目を逃した。降板した時点では2点をリードし、勝ちが見えていたが、降板後にリリーフ陣が打ち込まれ、一時逆転。この時点で松坂の勝ち星は消えたが、延長11回までもつれ込んだ試合は4-3でメッツがサヨナラ勝ちした。
松坂はこの日の登板まで3試合で16回1/3を投げて11失点し、3連敗。特にここ2試合で10失点と不安定な投球が続いていたが、ブレーブス打線に対して力投を見せた。3回まではヒットと四球で毎回ランナーを背負う苦しいピッチングだったが要所を締めて無失点で切り抜けると、4回以降は徐々に調子を上げた。6回は先頭のジャスティン・アップトンに2塁打を許したが、その後をきっちりと抑えた。7回を三者凡退に切って取ったところで100球に達し、降板となった。
メッツ打線は2回、3回と1点ずつを奪い、松坂の勝利は目前だったが、8回にリリーフ陣が打ち込まれ、3失点と逆転を許した。この時点で松坂の4勝目は消えた。その後メッツはカーティス・グランダーソンの本塁打で同点に追いつき、11回裏にルーベン・テハダのセンター前へのサヨナラヒットで勝利を飾った。
メッツは今季5度目のサヨナラ勝ち。今季最長の7回を投げた松坂は100球のうちストライクが63球、防御率は3・32となった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count