今季4敗目の田中将大に辛辣な地元紙が手のひら返しで批判モードに ヤンキース監督、同僚は擁護「どんな投手でも経験すること」
ジラルディ監督の田中に対する信頼は揺るがず
一方で、同僚は田中を擁護。「もしも、彼が失点をすれば大事になってしまう。だが、彼も人間なんだ」とブライアン・マッキャン捕手は逆風のエースをかばっている。
また、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」は「ヤンキースのマサヒロ タナカはインディアンスと元ヤンキースのニック・スウィッシャーに2ランを浴びて、打ち込まれる」と見出しで特集。
「リーグはマサヒロ タナカを見切ってしまったのか、それとも、オールスタールーキーはメジャー初の壁に打ち当たったのか。いずれにしても、ヤンキースは1億5500万ドルの男に関して少し心配しなければいけない」とエースの現状を憂慮。開幕から6月17日のブルージェイズ戦まで11勝1敗で防御率1・99と圧倒的な結果を出してきたが、最近の4試合は1勝3敗で防御率4・25とのデータを紹介している。
ジョー・ジラルディ監督は「どんな投手でも経験すること。もしも(不調が)長引くなら、懸念材料となるだろうが、どの投手も乗り越えるものだ」と語り、田中に対する全幅の信頼は揺らいでいない。
指揮官も同僚も田中の実力にいささかの疑問を抱いていない。これまで圧巻の活躍で辛辣なメディアの賞賛を一身に浴びてきたゴールデンルーキーは、自らのピッチングで周囲の雑音を封じ込めるしかない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count