田中将大が開幕3か月で故障者リスト入り 主な日本人メジャーリーガーの初のDL入りとその影響
イチローや松井秀喜も経験したDL入りとは
ヤンキースは9日(日本時間10日)、田中将大投手が右肘の炎症のために15日間の故障者リスト(DL)入りしたことを発表した。ジョー・ジラルディ監督は「肘の検査を受けたことでそれなりの懸念はある」としながらも、まだ故障に関しての詳細な診断結果は出ていないと説明している。また、田中が肘の痛みを訴えたのは初めてとも話しており、どの程度の負傷なのかが心配されている。
このDLとは「Disabled List」の略で、ドクターの診断により、怪我等でプレーできない状態の選手を登録するリストのこと。15日間と60日間の2種類があり、故障した選手をロースターに残したまま、代替選手をマイナーなどから補充することができる。DL入りした選手はその期間内は試合に出場できないが、マイナーリーグにリハビリ目的で出場することは可能となる。
これまで海を渡った日本人メジャーリーガーも経験してきたことだが、渡米後最初のDL入りはどのタイミングだったのか。
ヤンキースなどでプレーした松井秀喜外野手は2006年5月にレフトの守備で左手首を骨折し、メジャー4年目で初のDL入り。約4か月間のリハビリを経て復帰した。
また、イチロー外野手はマリナーズ時代の2009年4月に胃潰瘍のためにメジャー9年目にして初めてのDL入り。周囲も騒然となった。その年は日本代表として3月に第2回WBCに出場し、日本の連覇に貢献。その重圧は体に相当な負担をかけていたに違いない。