黒田博樹が7回2失点と粘投も7勝目を逃す
4回の2失点が悔やまれる形に
○アメリカン・リーグ オリオールズ3-2ヤンキース(11日・ボルティモア)
ヤンキースの黒田博樹投手が11日(日本時間12日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し、7回を投げ、3安打3奪三振2失点と粘りの投球を見せたが、7勝目はならなかった。
1回、2回と三者凡退で打ち取った黒田は3回に二死から9番のハンドリーにレフト前へ初ヒットを許したものの後続を断って無失点。味方打線も援護し、2回に6番ロバーツ、3回に9番ジョンソンが本塁打を放ち、2-0でリードした。
しかし4回、先頭のピアースに死球を与えると、続くジョーンズのショートへの打球は打ち取ったかに見えたが、ジーター遊撃手のグラブを弾いてセンター前に。無死1、3塁からワイルドピッチで失点すると、一死2塁から再び暴投で走者が3塁に進み、5番デービスの犠牲フライで同点とされた。
黒田は5回、6回、7回と無失点で抑えて降板。粘り強い投球を見せてただけに、守備の乱れも絡んだ4回の2失点が悔やまれる形となった。
それでも7回2失点はクオリティー・スタート(6回以上を自責3以内)で、103球を投げてストライクは66球。勝敗がつかず6勝6敗の黒田は、防御率4・10。2-2のまま延長に突入した試合は、10回裏にハンドリーがサヨナラヒットを放ち、3-2でオリオールズが勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count