横浜DeNA梶谷がまたもサイクルヒットを逃すも奇跡の数字が並ぶ!?
やはり難しいサイクルヒットの達成
「あー、入っちゃった……」
これが神宮球場に詰めかけたDeNAファンの感想だった。
7月11日。横浜DeNAの1番バッター・梶谷隆幸外野手(25)が惜しくもサイクルヒットを逃した。
第1打席は左中間三塁打。第2打席はレフト前ヒット。第3打席はライトスタンドヘ8号ソロ。第4打席は三振……。
迎えた8回の第5打席は、快音を残して、再び左中間へ。フェンスに当たるかもしれないライナーで痛烈な当たりを運んだが、そのまま打球はスタンドイン。持ち前のパワーとスイングスピードが功を奏した形(?)になったが、サイクルヒットは幻に。ファンにとってはうれしいやら、悲しいやらの2本塁打目となった。
9回に回ってきた第6打席ではライト前ヒットで記録達成はならず。
当の本人。梶谷はヒーローインタビューでこのように答えた。
「いっぱいご飯食べててよかったです。やっぱりホームランの方がうれしいです」
「ご飯を食べて」という表現で自分自身にパワーがついたことを強調するように、満足そうに振り返った。
11日の結果は、6打数5安打4打点3得点2本塁打1三振。サイクルヒットを逃したが、6-5-4-3-2-1……。ある意味、こちらのミラクルの方がサイクルを達成することよりも難しい(?)のではないだろうか。
数字のミラクルの話はここまでとして、やはりサイクルヒットは難しい。もし、梶谷が実現していたら、2008年9月3日、大阪ドームでの巨人対広島戦で小笠原道大内野手が達成して以来、6年ぶりの快挙となっていた。しかも、梶谷は昨年もサイクルヒットをあと一歩のところで逃している。