横浜DeNA梶谷がまたもサイクルヒットを逃すも奇跡の数字が並ぶ!?
現役でサイクルヒットを達成したことがある選手は?
昨年8月11日に秋田で行われた同じヤクルト戦だった。梶谷はあと三塁打を打てば、サイクルだったが、惜しくも逃した。それでも5安打5得点の大暴れの活躍だった。サイクルヒットは三塁打を打つことが最も難しいとされる。昨夜の試合では1回の第1打席、それも初球に三塁打を決められたが、快挙にあと一歩及ばなかった。ただ、俊足巧打の梶谷ならば、記録達成は時間の問題かもしれない。
そんな難しいサイクルヒット。1人で3度もマークしたことがある選手がいる。マシンガン打線の中軸にいた助っ人、ロバート・ローズ内野手だった。ローズは1995年5月2日の中日戦、1997年4月29日のヤクルト戦(ともに横浜スタジアム)、1999年6月30日の広島戦(富山)で記録している。
過去に2度が阪神の藤村富美男内野手、前身の阪急とオリックスで記録した松永浩美内野手がいる。これもそう簡単に実現することができない数字である。
現役の選手で達成したことがあるのは1994年に中村紀洋内野手(当時近鉄)、2000年に松井稼頭央内野手(当時西武)、2002年に井端弘和内野手、2003年に福留孝介外野手(ともに当時中日)、稲葉篤紀外野手(当時ヤクルト)、2004年に細川亨(当時西武)、そして2008年の小笠原と、いずれも過去の所属球団でマークしている。
梶谷もあと1本だったが、11日のゲームではソフトバンク・本多雄一内野手(29)も札幌ドームでの日本ハム戦で5打数3安打。内訳は二塁打、ヒット、三塁打。今季0本だか、ホームランを打てばサイクルだった。ロッテの加藤翔平外野手(23)もコボスタ宮城での楽天戦で5打数4安打。本塁打、ヒット、二塁打、ヒットと三塁打でサイクルだった。楽天の聖澤諒外野手(28)も4打数4安打、二塁打、ヒット、ヒット、三塁打。第5打席目が回ってくる可能性はかなり低かったとはいえ、4人があと一歩のところまで来ていた。
ファンの期待はため息へと変わったが、俊足好打のバッターがそろう今、近いうちに偉業達成の瞬間がくるだろう。楽しみに待っていたい。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count