CC・サバシアが手術決定で今季絶望に ヤンキースGMは「リハビリを続けてきたが、効果が出なかった」と説明

ヤンキースの先発陣は壊滅寸前

 ヤンキースのCC・サバシア投手が右膝故障の影響で手術を受けることが決定。球団は18日(日本時間19日)、今季絶望となることを発表した。ESPNが報じている。

 サバシアは来週中に手術を受け、来年開幕前のスプリングキャンプでの復帰を見込んでいるという。ブライアン・キャッシュマンGMも「来年はまったく違うストーリーになればいい。リハビリを続けてきたが、効果が出なかった。膝(の中)をクリーンナップして、それでよくなれば」と語っている。

 当初予定されていた内視鏡手術では現役引退のリスクを生む可能性があり、今回は違う術式を用いるとも報じられている。しかし、今回の手術で回復が思わしくない場合、内視鏡手術に踏み切る可能性もあるという。

 サバシアは今季3勝4敗で防御率5・28。勝利数、勝率、防御率ともに今季はキャリア最悪だった。サバシアの手術はドジャースのチームドクター、ニール・アルトラッチ氏が執刀する予定だという。

 ヤンキースの先発陣は壊滅寸前だ。すでにイバン・ノバ投手がトミー・ジョン手術を受け、今季中の復帰が絶望となっている。広背筋肉離れのマイケル・ピネダ投手は故障者リスト入りしており、回復と再発を繰り返している。右肘靭帯部分断裂の田中将大投手は全治6週間と診断されており、開幕当初の先発ローテーションの5人中4人が離脱する異常事態となっている。

 サバシアが今季絶望となったことを受け、キャッシュマンGMはトレードでの先発投手の獲得を最優先事項に挙げている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY