マリナーズ・岩隈久志が7回2失点 勝敗付かずも5試合連続クオリティ・スタート
安定した投球を見せた岩隈
マリナーズの岩隈久志投手が18日(日本時間19日)、敵地でのエンゼルス戦で先発し、7回を投げて6安打3奪三振無四球2失点と好投したが、2-2と同点の場面で降板し、9勝目はならなかった。
7月は4試合の登板で3勝無敗と好調だった岩隈はこの日も安定した制球力を見せた。初回に3番プホルスに左安打を許したものの、2回、3回と三者凡退に打ち取り、4回も先頭の2番トラウトにヒットを打たれたが、後続を断って無失点で切り抜けた。
しかし5回、先頭の6番ケンドリックに左安打を許すと、続く7番フリースに2塁打を浴び、ケンドリックが本塁に突入。ズニーノ捕手のタッチは完全にアウトのタイミングだったが、直後にグラブからボールがこぼれてセーフに。さらに1死3塁で9番コンガーにタイムリーヒットを浴びて2点を失った。
その後、マリナーズ打線も岩隈を援護。7回に先頭の7番アクリーの2塁打をきっかけに2点を奪いに同点に。岩隈はその裏のエンゼルスの攻撃を無失点で切り抜けたところで降板となった。
この日の岩隈は77球を投げてストライクは56球。今月は5試合連続でクオリティー・スタート(6イニング以上を自責3以内)で防御率は2・95となった。
試合は延長16回裏、エンゼルスが2-3でサヨナラ勝ちした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count