ダルビッシュは放出しない! レンジャーズが主力のトレードを模索もエースら3選手は残留させる見通し
ソリアやリオスのトレード先候補には複数の球団が挙がる
一方で、この3選手以外は交渉が可能な状況のようだ。
名前が挙げられているのは今季1勝3敗16セーブで防御率2・59のメキシコ人右腕ソリア。人生で2度目のトミー・ジョン手術から復活した守護神はワールドシリーズ優勝を目指すタイガースがセットアッパーの1番手、さらにベテランクローザーのジョー・ネイサン投手の後継者として狙っており、ドジャース、ジャイアンツにもトレードの可能性があるという。
同じく名前が挙がるリオスは今季、打率3割2厘で4本塁打、42打点。今回のトレード市場でレアな右打ちの好打者とされ、マリナーズ、ブルージェイズ、ロイヤルズが獲得候補に挙げられている。また、復調のメッツが補強モードに突入すれば、獲得に動く可能性もあるという。
レンジャーズはすでにジェイソン・フレイザー投手をロイヤルズにトレードで放出。今後も来季を見据えて、若手の有望株と引き換えに主力を放出する可能性が高い。故障者続出で崩壊状態の先発ローテーションで孤軍奮闘するダルビッシュは現在9勝5敗で防御率2・88と昨年2位に選出されたサイ・ヤング賞獲得の可能性も残されているが、チームのサポート体制はさらに脆弱になるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count