「最高の打者に対して最強」 ア・リーグ最強の“矛と盾”対決でダルビッシュが圧倒!

最高の打者に最強であり続けているダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が今季ア・リーグのサイ・ヤング賞を争う実力者の中で、リーグ最上位の好打者相手に最高の対戦成績を誇っている。地元紙ダラス・モーニング・ニュースが「最高の投手の中で、ユウ ダルビッシュは最高の打者に最強であり続けている」という見出しで特集している。

 現地時間20日時点でダルビッシュは9勝5敗で防御率は2・88、154奪三振という成績を残している。勝利数はア・リーグ16位タイ、防御率は8位、奪三振は3位と不振のレンジャーズの中で奮闘が際立っているが、特集ではこの数字だけでは表現できないエースの凄みをクローズアップ。7月15日に行われたオールスター戦でダルビッシュとともに選出された先発7選手と、ア・リーグの出塁率上位10傑の強打者との対戦成績を徹底分析している。

 ダルビッシュと比較されたオールスター投手はマリナーズの「キング」こと、フェリックス・ヘルナンデス投手、タイガースのマックス・シャーザー投手、ヤンキースの田中将大投手、レッドソックスのジョン・レスター投手、レイズのデビッド・プライス投手、アスレチックスのスコット・カズミアー投手、ブルージェイズのマーク・バーリー投手。今年の前半戦で活躍した7人のうち、田中は右肘の負傷で故障者リスト入りしたものの、いずれもサイ・ヤング賞争いでダルビッシュのライバルとなる投手たちだ。

 対するア・リーグの出塁率10傑もそうそうたる打者ばかり。比較対象となっているのは現地18日段階の成績だが、1位のブルージェイズのホセ・バティスタ外野手、2位のエンゼルスのマイク・トラウト外野手、3位のマリナーズのロビンソン・カノ二塁手、4位のインディアンスのロニー・チゼンホール三塁手、5位のタイガースのビクター・マルティネス捕手、6位のレッドソックスのマイク・ナポリ一塁手、7位のアスレチックスのココ・クリスプ外野手、8位のレンジャーズのエイドリアン・ベルトレ三塁手、9位のインディアンスのマイケル・ブラントリー外野手、10位のアストロズのデクスター・ファウラー外野手となっている。

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