松坂大輔が再びブルペンに メッツ監督は「彼は我々のために最高の仕事をしてくれた」
コリンズ監督「松坂は本当に使い勝手のいいピースなんだ」
メッツのテリー・コリンズ監督が前半戦を先発ローテーションの一角として折り返した松坂大輔投手についてブルペンに配置換えしたことを明言した。地元紙ニューヨーク・ポストが報じている。
左肩痛で故障者リスト入りしていたジョナサン・ニース投手が現地時間21日(日本時間22日)のマリナーズ戦で先発することが公式に発表された。
「私は水晶玉を持ち合わせていないので5、6日後に起こることを予言できないが、今のところ(松坂は)ブルペンだ。彼は我々のために最高の仕事をしてくれたし、先発としてもいいピッチングを見せてくれた。彼はピッチングスタッフの中でも本当に使い勝手のいいピースなんだ」とコリンズ監督は語っている。
松坂は後半戦スタート時から事実上先発ローテーションから外れていたが、ニースの回復が思わしくない場合のスポット先発として、スタンバイ状態が続いていた。
今季開幕をマイナーで迎えた松坂だが、中継ぎとしてメジャー昇格。一時抑えも務めるなど、ブルペンで結果を積み重ね、ディロン・ジー投手の故障に伴い、念願の先発ローテーションの座を手にしていた。コリンズ監督は先発、中継ぎ、抑えで結果を出した松坂のユーティリティー性を評価しているようだ。
今季は3勝3敗1セーブ3ホールド。防御率は3・55という平成の怪物は再びブルペンで結果を出しながら、先発のマウンドをもう一度目指すことになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count