ダルビッシュの26度目2桁Kはメジャーダントツ ここ3シーズン通算で2位のシャーザーを大きく引き離す
ダルビッシュの二桁奪三振はすでに球団史上2位
レンジャーズのダルビッシュ有投手が昨シーズンの奪三振王(277個)の面目躍如となる2桁奪三振の試合数で独走状態となっている。18日のブルージェイズ戦では6回3分の2を投げ、5安打1失点で9勝目(5敗)。同試合で今季6度目の2桁奪三振となる12三振を奪った。これにより、日本ハムからレンジャーズに移籍した2012年以降、2シーズン半で通算26度目(12年・8度、13年・12度)となった。
ESPNインフォ&スタッツによると、この2年半での2桁奪三振試合はダルビッシュの26試合がダントツ。2位は昨年サイ・ヤング賞に選出されたタイガースのマックス・シャーザー投手の15試合と、大きく引き離している。
一方、レンジャーズの球団史上最多の2桁奪三振試合を誇っているのは昨年までレンジャーズの最高経営責任者を務め、現アストロズのエグゼクティブ・アドバイザーのノーラン・ライアン氏の34試合。ダルビッシュの26試合はすでに球団史上2位で、3位はボビー・ウィット氏の24試合となっている。
今季のダルビッシュの奪三振数はア・リーグ3位の154個。1位のレイズのデビッド・プライス投手は173個、2位のマリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手は163個だが、この両エースはダルビッシュよりも登板試合が3試合も多い。9イニングあたりで換算する奪三振率もダルビッシュが11・36でリーグトップだ。
今季開幕前に優勝候補の一角と目されていたレンジャーズはア・リーグ西地区最下位に低迷している。プレーオフ進出はかなり厳しい状況なだけに、地元ファンはせめてダルビッシュの圧巻の奪三振ショーに救いを求めたいところだろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count