和田毅の先発ローテ生き残りに黄色信号 「他のオプションが扉を叩いている」と地元メディア

次のチャンスで結果を残せるか

 カブスの和田毅投手が23日(日本時間24日)のパドレス戦でメジャー2度目の先発に臨み、4回5安打4奪三振4四球5失点の乱調でメジャー初黒星を喫した。今月8日のメジャーデビュー戦ではレッズ相手に5回を5安打1失点(自責0)と好投したが、33歳のベテランはこの日の3-8の敗戦により、先発ローテーションへの生き残りに早くも黄色信号が点滅している。ESPNが試合速報で伝えている。

「現在のカブスは勝敗にこだわってはいられないが、焦点は将来を担うチームの一員が誰なのかを見極めることだ。33歳ではあるが、先発の和田は2015年シーズンのローテーションに空いた巨大な空洞の一つを埋めることができるか、その議論の真っ只中にいる。和田は2度目のメジャー先発で苦しんだ。4回しか持たずに5安打5失点。四球も4。もう1度(先発で)見られるチャンスはあるかもしれないが、他のオプションが扉を叩いている」

 記事では先発2試合目にして、和田が直面した窮地をこう報じ、厳しい評価を下している。

 カブスはトレードでジェフ・サマージャ、ジェイソン・ハメルという両エースをアスレチックスに放出。ここで和田が結果を出せば、今季だけでなく、来季もローテーション入りするチャンスが開けてくる。その正念場に直面している和田には、もう1度先発のチャンスがあると現地メディアは分析している。トミー・ジョン手術とマイナー暮らしを乗り越えた苦労人は3度目の先発のチャンスをつかみ、結果を残せるのか。左腕の奮起に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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