広島カープのファンサービスが面白い 今度は“田村坊や人形”を設置

広島カープが発表したユニークな人形

 12球団の中で、最もセンスがありユニークなグッズを販売すると言われる広島カープ。その発想力や思い切りの良さでファンの心をつかんできた。

 過去にはベースを投げて退場してしまう元監督のブラウン氏をモチーフにしたTシャツを作成したり、真っ赤なトランクスにサインを出すキャッチャーの手をプリントしたり、野球グッズからクスッと笑ってしまうような品物まで様々ある。

 面白いだけではなく、心温まる企画も届けてきた。過去に横浜から移籍してきた石井琢朗(現内野守備走塁コーチ)が2012年に引退するときは、4年という短い在籍期間にも関わらず、名球会入りした選手に敬意を表し、引退セレモニーと引退記念グッズの販売を実施。これも関係者やファンの間では好評だった。時には採算よりも「ハート」を大事にして企画を打ち出す姿勢がうかがえる。

 今回もユニークな「人形」が発表となった。

 今年は本拠地のマツダスタジアムのライト側コンコースグッズショップ前に、昨年限りで引退した前田智徳氏をモチーフとした「まえとも坊や人形」が設置され、大人気に。3月に前田氏同席のもと、除幕式が行われ、本人は「目つきが悪いですね」と自虐的に笑いを誘った。そしてこのほど、その横に新たに「田村坊や人形」が設置され、今月24日にお披露目されたのだった。

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