イチロー控えに逆戻り？　ヤンキース補強で米複数メディアが予想

デイリーニューズ紙もイチローについて出番減少と分析

　デイリーニューズ紙もプラド加入によるイチローのベンチ行きを予想。「プラドに対するプランはイチロー・スズキより先んじてライトで多くのプレー時間を手にすることになる」と分析している。

　2016年シーズンまで契約を残すプラドについて、キャッシュマンGMは「彼は多くのオプションを監督にもたらしてくれる。チームが前進することに関して、マーティン・プラドの魅力の1つは多くの違ったポジションをこなせること。ジョーも楽しんでくれると思う」と語っているという。

　イチローは今季開幕時に外野手の5番手という位置づけだったが、序盤戦は走攻守にわたりハイレベルなプレーを披露。4番手の外野手だったアルフォンソ・ソリアーノが戦力外通告となるなどレギュラーの座を射止め、前半戦は打率.297とチーム最高打率を誇っていた。

　しかし、後半戦でイチローのバットは湿っている。右肘骨棘障害に苦しんでいたカルロス・ベルトラン外野手が肘の痛みが緩和したことで守備練習を再開。また、内野手のユーティリティープレイヤー、ドリューの加入でチェイス・ヘドリー三塁手が外野にコンバートされる試合もあるとESPNは予想している。

　今季、高いパフォーマンスを見せることで出番をつかんできたイチロー。今夏の補強を経て、再びレギュラー落ちの危機が報じられ始めたが、今後の復調によって試練を再び乗り越えることを期待したい。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count