和田毅が6回途中2失点の粘投も2勝目ならず カブスは延長12回にサヨナラ負け
韓国出身の左腕・柳賢振との投げ合い
○ナショナル・リーグ ドジャース5-2カブス(2日・ロサンゼルス)
カブスの和田毅投手が2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦に先発し、5回2/3を投げて2失点と粘りの投球を見せたが、メジャー2勝目はならなかった。1-2の場面で降板したが、カブスはその後同点に追いつき、和田に勝敗はつかなかった。
前回のロッキーズ戦で7回1失点と好投し、メジャー初勝利を手にした和田。この日も1回に味方打線が相手先発の柳賢振投手から1点を先制し、幸先のいいスタートを切った。
その裏、和田は直球主体の投球で1番のゴードンを空振り三振に。2番ターナー、3番ラミレスに連打を許し、1死1、2塁のピンチを招いたが、4番ケンプを高めのストレートで空振り三振、5番バンスライクをサードゴロに打ち取った。
3回まで毎回三振を奪う力投を見せた和田だが、4回につかまる。先頭のラミレスにこの日初の四球を与えると、続くケンプに逆転2ランを許して、1-2。さらにバンスライクにもレフトへの2塁打を浴びて一気に崩れかけたが、和田はどうにか踏ん張り、その後を無失点で切り抜けた。
5回にも2死からラミレスに2塁打を浴びたが、ケンプをショートゴロに。そして6回に1死から6番ウリベに2塁打を許し、その後、2死3塁となったところで降板した。
カブスは7回に1点を加えて2-2の同点に。延長にもつれ込んだ試合はドジャースが12回にラミレスの3ランでサヨナラ勝ちを収めた。
和田は自身メジャー最多となる103球を投げてストライクは65球。6安打6奪三振3四死球で防御率は3・32となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count