マリナーズ・岩隈、7回2/3・1失点の好投も、打線の援護なく6敗目を喫す
今季最多109球の熱投も、初回先頭打者へのホームランに泣いた岩隈
○アメリカン・リーグ オリオールズ1-0マリナーズ(ボルティモア)
マリナーズの岩隈久志は3日(日本時間4日)、敵地でのオリオールズ戦に先発し7回2/3を投げて1失点の好投を見せたが、打線の援護なく6敗目(9勝)を喫した。
岩隈は初回、1番のマーカーキスにフルカウントから6球目を叩かれ、ライトスタンドへ飛び込む先頭打者本塁打を浴びる。立ち上がり、いきなり出鼻をくじかれる格好となった岩隈だが、逆にスイッチが入ったのか後続を3者連続三振に打ち取る。
2回、3回はともに2死からヒットのランナーを許すが、ともに後続を断ちリズムに乗っていく。4回は3番のジョーンズをライトフライに打ち取ると、4番のヤング、5番のデービスを連続三振。5回も6番のハーディ、8番のフラハーティを空振り三振に打ち取り、2イニング連続で三者凡退。5回で7奪三振と圧巻のピッチングを見せる。
6回は1死から2塁打と四球でこの試合初めて得点圏にランナーを進め、クリーンナップを迎えるピンチを招くが、3番ジョーンズをサードライナー、4番ヤングをサードゴロに打ち取りピンチを切り抜ける。7回も三者凡退で切り抜けた岩隈は、8回のマウンドに上がる。1死から9番ハンドリーに四球を与え、2死後に2番マチャドへライト前ヒットを許したところで降板となった。
試合は、岩隈が初回先頭打者に許した本塁打が決勝点となり、マリナーズは0-1で敗戦。岩隈は“スミ1”での失点に泣き、今季6敗目(9勝)を喫した。
岩隈は7回2/3で今季最多となる109球を投げ、ストライクは73球。5安打1失点2四球7奪三振で、防御率は2.94となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count