田中将大が2日連続でキャッチボールを実施 同僚も“幸運のサイン”で順調な回復を祈る

9月中の復帰となるか

 右肘靭帯の部分断裂を負ったヤンキースの田中将大投手が復帰ロードを一歩ずつ踏みしめている。5日(日本時間6日)のタイガース戦前にヤンキースタジアムで60フィート(約18メートル)の距離でゆっくりとキャッチボールを実施した。7月8日のインディアンス戦後に痛みを訴えた田中は今月4日にキャッチボールを再開。この日は2日連続となり、ゆっくりとしたフォームで50球を投げた。

 ESPNはこの日の練習を「田中が回復中」との小見出しで速報。ジョー・ジラルディ監督は2日目も田中が違和感や痛みを感じなかったと報告している。また、6日はオフとなる予定で、7日から練習を再開するという。肘への負荷の少ない軽いキャッチボールの練習とはいえ、しっかりとオフを挟むあたりに、ヤンキースと田中の慎重なアプローチが見て取れる。球団としては、来季も絶望となるリスクがあるトミー・ジョン手術を避けたいところだろう。

 米国では幸運を祈る際、手の中指と人差し指を重ねるハンドサインを送るが、「足の指もクロスさせる」とヤンキースのブライアン・マッキャン捕手が語るほど、同僚も田中の右肘の状態を気遣っている。ブライアン・キャッシュマンGMは今回の保存療法が奏功した場合、9月中の復帰を見据えている。田中のこのまま順調の回復を祈るばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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