ヤンキース・黒田は5回途中3失点でノックアウト 6年ぶりの押し出し四球も
黒田は制球に苦しみ今季最多の5四死球
○アメリカン・リーグ ヤンキース1-4インディアンス(10日・ニューヨーク)
ヤンキースの黒田博樹は10日(日本時間11日)、本拠地でのインディアンス戦に先発し、4回2/3を投げて5安打3失点5四死球の乱調で8敗目(7勝)を喫した。黒田は立ち上がりから制球が定まらず、今季最多となる5つの四死球を与え、5回途中での降板となった。
初回、黒田は先頭の1番キプニスにレフト前ヒットを許すと、暴投でランナーを進めて3番ブラントリーに先制のタイムリーを浴びる。2回は四球を与えながら併殺で3人で終わらせるが、3回はまたも先頭で迎えた1番キプニスがライトへの2塁打で出塁すると、犠打で3塁へ進み、3番ブラントリーにライトへの犠牲フライを打たれ2失点目を喫する。
4回は1死後6番のチゼンホールを四球で歩かせるが、続く7番ウォルターズ、8番ディカーソンを打ち取る。
5回、先頭打者の9番レイバーンを死球で出すと、1死後に2番ラミレスがレフト前ヒットで1、2塁のピンチを迎える。ここまで既に2打点の3番ブラントリーはファーストゴロに打ち取るが、ここから4番サンタナ、5番ゴームズに連続フォアボールを与えてしまい、押し出しで3失点目。押し出しはメジャー1年目の2008年以来6年ぶりで、メジャー3回目。黒田はここで降板することになった。
黒田は4回2/3を投げて5安打3失点4四死球3奪三振。投球数は97、ストライクは57球だった。ついに負け先行の8敗目(7勝)を喫し、防御率は4.03と4点台に逆戻り。チームも1-4で敗れ、2連敗となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count