田中将大のブルペンでの投球練習が数日以内で実現!? ヤンキース投手コーチが見通しを語る

早ければ日本時間17日にもブルペンでの投球練習を行う見通し

 右肘の負傷からの順調な回復を見せるヤンキースの田中将大投手が数日以内にブルペンでの投球練習に移行することが分かった。早ければ、16日(日本時間17日)にも実施することをニューヨークポスト紙が報じている。

 田中は13日(同14日)、右肘靭帯の部分断裂が判明して以降初となる平地での投球練習を実施。ラリー・ロスチャイルド投手コーチを座らせて力のこもったボールを10球投げた。その際、痛みや違和感は出ておらず、ロスチャイルド投手コーチは14日のオフの後、15日に平地での投球練習を再開させるリハビリ計画を明らかにした。

 また、平地での投球練習をクリアした後のステップはマウンド上からのピッチング練習となる。

「このままのペースでリハビリが進めば、(ブルペンでの練習は)数日以内になるだろう」

 同投手コーチはそう語っている。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は以前から田中がブルペンで全力投球をして痛みが出ないことが今回の保存療法の成功における重要なバロメーターとなることを明言している。マウンドからのピッチングで違和感が出てしまうようならば、今季中の復帰は難しくなり、ブライアン・キャッシュマンGMも全治1年以上を要するトミー・ジョン手術に踏み切る可能性を示唆している。

 現在、4連敗中のヤンキースはア・リーグ東地区首位オリオールズとのゲーム差が8に広がってしまった。2年連続でプレーオフ進出を逃すという悪夢が現実のものとなりかけている。前半戦だけで12勝を挙げた勝ち頭、田中の完全復活は待望されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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