田中将大の右肘はブルペン投球翌日も順調 ヤンキース監督も「本当に勇気づけられる。我々は前進できる」と喜ぶ
ジラルディ監督は「今日彼の状態はどうなんだ?」と真っ先に質問
右肘靭帯の部分断裂でリハビリ中のヤンキースの田中将大投手が17日(日本時間18日)、キャッチボールなど軽めの調整を行った。前日16日に負傷後初めてブルペンに入り、25球の直球を投げた田中だが、一夜明けても痛みや違和感が出なかったことに首脳陣は大喜びしている。MLB公式サイトが「問題が発生しなかったタナカはリハビリを続行し、キャッチボールをする」との見出しで報じている。
ジョー・ジラルディ監督は「本当に勇気づけられる。“今日彼の状態はどうなんだ?”と真っ先に質問したよ。実際に彼はグラウンドに現れて遠投しているわけだから、大丈夫ということ。我々は前進できる」と喜色をにじませた。
7月8日のインディアンス戦で右肘の痛みを訴えた田中は16日に負傷後初のブルペンでの投球練習を実施。肘への負荷が一気に高まるメニューだったために、首脳陣も翌日の肘の状態に注意を払っていたが、問題は見られなかった。今週中に再びブルペンで投球練習を行い、カーブなどの変化球を試すことになるという。
ロスチャイルド投手コーチは「(田中は)ズキズキする感じとか全くないと言っている。楽観的でいられるよ。リハビリを予定通りに進めて、さらに先へと行ける」とし、ブルペンでの投球フォームはスムーズで、異変は見受けられなかったとも語っている。
現時点で痛みや違和感などはなく、9月中の復帰に向けて視界が大きく開けてきた。逆転での2年ぶりのプレーオフ進出を目指すヤンキースには何よりの朗報だろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count