ダルビッシュの今季のレンジャーズ残留が確定!?
「トレードに出される可能性はない」と現地メディアが報じる
レンジャーズのダルビッシュ有投手がウェーバーにかけられたが、公示期間を終えたことが分かった。米テレビ局CBSスポーツが報じている。
ダルビッシュに加え、秋信守外野手、エイドリアン・ベルトレ内野手、エルビス・アンドラス内野手ら主力選手がウェーバーにかけられていたが、これがクリアとなったという。今後もトレードは可能だが、記事では「彼ら全員、トレードに出される可能性はない」とし、同選手らの今季の残留確定を報じている。
特に現在右肘の炎症で故障者リスト入りしているダルビッシュとベルトレに関してはスター選手のトレードを48時間というウェーバーの公示期間内でまとめることが困難だったために、獲得の意思を示した球団はないと指摘。また、秋とアンドルスは高年俸に加え、長期契約が残っているために、2人の契約内容を現時点で引き継ぐ球団はないだろうと分析している。また、トレード期限までに移籍の可能性が浮上していたアレックス・リオス外野手もウェーバーをクリアする見込みだという。
ウェーバーにかけられた選手の情報は他球団に伝えられ、獲得に乗り出す球団が現れれば、トレードの交渉が可能となるが、保有球団は拒否することも可能。本当にトレードに出したい選手の情報をかく乱したり、その選手の移籍市場での価値を確かめるためにウェーバーにかけるケースも珍しくない。
一方、記事ではレンジャーズで現在ウェーバーにかけられているニール・コッツ投手はトレードに出される可能性が高いと分析。メジャーの球団幹部は、今季2勝6敗で防御率3・54と堅実な左腕が他球団からウェーバー期間中に獲得の意思を表示されないことは考えにくいとし、ブルペンの補強を狙うドジャース、エンゼルス、ブルワーズ、オリオールズ、ヤンキースなどが獲得に乗り出す可能性が高いと報じている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count